話題

都市伝説っぽい話

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200609100341 http://www.fas.org/irp/mystery/aurora.htm 戦略偵察機SR-71は年間2〜3億ドル(約234〜351億円)の維持費を削減するために議会、ペンタゴンなどの反対もなく1998年に退役している。普通こうし…

戦争と軍事産業の株価

ロッキードマーチンの株価 ボーイングの株価 ノースロップグラマンの株価 レイセオンの株価 ゼネラルダイナミクスの株価 見事に2000年と2003年に谷があって、アフガニスタン戦争とイラク戦争で株価が急上昇していて、戦争になると軍事産業の株が買われること…

冷戦とフィクションと「死の商人」

冷戦期 冷戦の時代。米ソは互いを脅威とし、軍拡と新兵器の開発を競いました。 両陣営は脅威に対抗するためにできるだけ高い性能の兵器をできるだけ多く配備しようとしました。 使用用途に特化することは、できるだけ高い性能を実現するための手段の一つ。新…

低強度紛争では焼け石に水というだけの話

Actiblog アクティブログより ■”Made in USA”に殺されている パレスチナ自治区で取材した時、よく聞いた言葉は「我々は“Made in USA”に殺されている」というものだ。そして、今レバノンやガザで人々の命を奪っているのも、やはり“Made in USA”だろう。米シン…

戦争の需要創出効果

戦争と国防費 - 模型とかキャラ弁とか歴史とかの続き。 戦争には破壊のための需要と再生のための需要を創り出す効果があります。敵を打ち倒すための軍事物資の需要と、戦争による破壊からの復興のための民間物資の需要というように。 自国が被害を受けると資…

戦争と国防費

戦争で軍事関連企業が儲かるという話に対して有名軍事関連企業の赤字や合併を根拠に否定する人が世の中にはいます。 大抵、匿名掲示板やそのまとめサイトレベルの程度の低い話なのですが、それを真に受けて受け売りしてしまうような人がいるのは問題。騙され…

軍隊は国民を守るか守らないか

「ソ連が満洲に侵攻した夏」P241-243より引用。 評すれば、作戦上の予定がどうであったにせよ、総司令部の過早の通化移動は有害無益であった、というほかはない。新京付近の居留民が、われわれを置き去りにして総司令部が”逃げた”と怨むのは当然である。そし…

「反米」チャベス大統領、ロシア側に戦闘機輸出感謝 http://www.asahi.com/international/update/0727/011.html ロシアを訪問中のベネズエラのチャベス大統領が27日、モスクワでプーチン大統領と会談し、ロシアがスホイ戦闘機24機、軍用ヘリコプター53…

ホンダジェット

http://world.honda.com/HondaJet/ ホンダジェットのデザインは面白い。 主翼の上にエンジンを配置というのがなんとも奇抜。 エンジン位置自体はこうすると低翼でも着陸脚の長さを短く出来るので合理的な配置であることは確か。ただ、従来のデザインだとエン…

思ったこと

「北朝鮮の弾道弾に大騒ぎするのは馬鹿げている」と主張した人は大騒ぎして弾道ミサイル防衛の導入を前倒しした日本政府も馬鹿にすべきだと思った。 「北朝鮮への先制攻撃を唱えるものは日本の立場の悪化をもくろむ北朝鮮とかの手先」と主張した人は「安倍麻…

北朝鮮の論理

北朝鮮は実のところその行動原理は単純です。それは金一族による独裁体制の維持と金一族の面子を守ること、つまり「北朝鮮版国体の護持」です。金一族にとって「国民の生命と財産」を守ることは二の次。 それが分かっていれば北朝鮮が今のところ日本を攻撃す…

北朝鮮制裁決議案、採択を望む日本、両天秤の米英仏

北朝鮮制裁決議案に関して採決を避けるために中国が北朝鮮の説得に向かっているわけですが、それに対する反応から米英仏が制裁決議にそれほど本気でないことが分かります。 当初の予定の10日中の採決はアメリカが決議の延長に応じたことで先延ばしにされてい…

ミッドウェー海戦に「運命の5分間」なんてなかった

歴史群像太平洋戦史シリーズの最新刊の「ミッドウェー」購入。 このシリーズは当たり外れが大きいのですが今回はなかなかの内容。 特筆すべき点は仮想戦記などで話題になる「運命の5分間」がそもそも無かったことを客観的な視点で論じているところ。 太平洋…

北朝鮮制裁決議案と中露

北朝鮮制裁決議案に中露が拒否権発動するか否かは、北朝鮮が崩壊したほうがましか存続したほうがましかの問題です。 北朝鮮制裁決議案が採択された場合、中露からの支援が断たれた北朝鮮には暴発(軍事行動)か崩壊か屈服かしか選択肢がありません。 屈服が崩…

テポドン2の二度目の発射はありうるか

北朝鮮が再びテポドン2の発射準備をしているということで、二度目を発射するか否かが一部で話題になっていますが、結論から言えばありうると思います。 テポドン2打ち上げ失敗の原因探求において、それが構造的欠陥によるものか燃料注入から時間が経ち過ぎて…

延長線の向こうにあるもの

北朝鮮弾道弾打ち上げ騒動に関する意見で明らかに間違いなものがあるので、それに対する指摘。 「テポドン2は成功していたらアラスカに落ちていたかもしれない」というのは誤りです。 今回の画像は北朝鮮の発射した弾道弾の落下地点を目安に地球儀に延長線(…

主張における二重基準

大量破壊兵器編 ある人物が以下の主張を行なっていると仮定します。 A.北朝鮮に対する先制攻撃に反対。テポドン騒動で北朝鮮に先制攻撃を唱えるものはアメリカの評価を下げることを画策している何某の手先ではとか。 B.イラク戦争における先制攻撃に対しては…

主張における論理の一貫性とわら人形論法

テポドン2と弾道ミサイル防衛(以降MD)に対してある人物が以下の主張を行なっていると仮定します。 A.テポドン2に対して怖いと騒ぐのは馬鹿げている。 B.MDに反対している人がテポドン2に対し沈黙しているのはおかしい。 C.MDに反対している人は北朝鮮とかの…

トンデモと騙す人と騙されやすい人

思想信条を問わず色々なトンデモが世の中にはあります。 軍事にもトンデモな話はあります。 有名なトンデモは「SDIはソ連を経済崩壊させるためにわざとやった」というもの。 これがどういう風にトンデモかというのはいくつかのトンデモ批判本に掲載されてい…

エンターテイナー

■真に受けないでください!(当劇場の鑑賞上のご注意) http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060416/1145186891fromdusktildawn氏がこういう声明を出したのは、肯定否定に関わらず氏の劇場を真剣に受け止めてしまう人が存外に多かったということなのかな…

釣るのが上手い人

醜悪か否かは能力の種類より人の目に映る能力の用法による。何故なら人はそれをもって人の中身を類推するから。

それでもなお語りつづけるということ

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060304 町山氏のこの記事は名文と思います。 この記事は、それでも自分達は違うという人、傍観者として「やっても無駄」と冷笑する人の影に押しやられていた、虐殺の本質たる「異者への恐怖」を鮮やかに照らし出しました…

それでも対話を試みてみる

http://d.hatena.ne.jp/claw/20060224 ここに気になるコメントがありました。 # そうそう 『あと、「ネットウヨ」とか「プロ奴隷」とかいう言葉を使ったり、コメントスクラムが特定集団による攻撃だと信じてる人は本当に話にならないw ああ、あと、「南京虐…

メッセージが届かない人−「ホテル・ルワンダ」

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060225 町山氏の記事を読んで軽く絶望。以下、大雑把な流れ。 「ホテル・ルワンダ」を見た嫌韓な人が町山氏のパンフ記事を批判 ↓ 町山氏の親切丁寧適切な反論 ↓ 嫌韓な人は反論を受け入れずビリーバー型自閉モードに 私が…

差別への批判は差別か?平和主義者は平和のためにも争ってはならないか?

「しろはた」より ・いつも他人を差別したり嘲笑してる奴には近づかない (他人の悪口は、中毒性があり、何も生み出しません。人生の浪費です)・やたら肩書きにこだわる人には近づかない (劣等感が強いので足を引っ張られる)・一番危ないのは自称「正義の…

追記(2006/01/21)

こんなことがあったそうな。 http://d.hatena.ne.jp/jibakuchan/20060113/p1 723 :名無し三等兵 :sage :2006/01/13(金) 22:34:38 ID:??? 週間オブジェクト ttp://obiekt.seesaa.net/article/10446115.html#comment ここの主に、ハーグ陸戦法規の件でコメ…

コメントジェノサイド?

客観的に見て白燐弾報道に否定的なコメントをしていた人々への揶揄にしかならないので書く予定の無かった記事ですが、「neko-mimi.moe-nifty.com/nyankosociety/」から否定的なトラックバックを頂いたので仕方なく書くことにします。とりあえず「nyankosocie…

人間という誤りやすい生物

ニセ科学関連文書 人間は誤りやすく騙されやすい生物です。歴史上の偉大な科学者も誤りを犯したり騙されたりすることがありました。まして、科学的批判精神を持たない人は疑似科学的説明に騙されやすいものです。 しかし、科学的批判精神を持ち、それを自分…

気になった軍事関連の話

http://d.hatena.ne.jp/claw/20051115 ここのコメントで気になったこと。 # みや 『 よりにもよって前田哲男ですか…(’A`) あのー、太字で強調しているところですが、そもそもF2にはパイロンの構造上4トンまでしか積めません。 さらに、基本的なことなので…

論理的に明快に

カマヤンさんの記事で、人数と確率、殺す人数と殺される人数における彼我の差といった、内容において納得できない部分があるので指摘します。 前提条件 戦争は二つ以上の集団が軍事力で問題解決を図った場合に発生するわけでバトルロイヤルではありません。 …