読まない理由を探すより読みまくればいいのに

「どんな本を読めばいいの?」の次に来る発言は「その本に色がついてないという保証はあるの?」
歴史認識問題における自称懐疑派な人によく見られる傾向だと思うのですが、史実への疑いに対し「なら、こういう本を読むといいですよ」という返答に対し、あれこれ理由をつけて読もうとしないのですよね。
もし、そういう人の懐疑が本物であるのならば、勧めた本に限らず史実派の本も否定派の本も手当たりしだいに読んで、その上で妥当性を判断すればいいと思います。
そのようにして双方の主張の根拠、反論に対しての再反論など様々な条件について知識を得た上で総合的に判断すればいいのです。
本を読むということはその内容を鵜呑みにするということではありません。内容に対して批判的目線を持つという当然のことをしながら読めばいいのです。
史実を疑う一方で根拠となるものを示してもひたすら読もうとしない姿勢は不快な事実を認めないための無知への逃走に見えます。