兵器という戦略商品

国際軍事データ〈2006〉―数字で読む明日の世界」P51より。

(9)兵器生産企業
兵器の生産は、一国の防衛基盤を構成する重要な要素である。兵器の輸出は、外交の強化や外貨獲得・雇用の手段などになっており、世界の多くの国々が兵器の生産を行っている。(強調は引用者による)日本は外国から兵器を輸入するが、輸出はしていない。
世界の兵器生産企業の兵器売上高上位100社のうち、40杜が米国企業である。日本企業はこの中に7社入っており、15位に三菱重工業、39位に三菱電機、以下、57位石川島亜播磨重工業、76位東芝、80位日本電気、95位小松製作所となっている。

「外交の強化や外貨獲得・雇用の手段」となるのは兵器に限りませんし、食料やエネルギー資源も外交に対して強い影響力を持つ戦略商品ですが、ある種の国にとって兵器生産が重要な手段であることに変わりはありません。