南京事件で安全区の人口が増えた理由

南京事件否定論の定型句の一つに「日本軍の侵攻後に人口が20万人から25万人に増えている。これは日本軍のおかげで治安が回復して人が流入したからだ」というのがあります。
まあ、基本的知識があれば騙される筈がない宣伝なのですが解説します。
前にも書きましたが20万人は南京の安全区の人口。南京という大都市の一部の人口なわけで、その内訳は概ねそこに元からいた人と流入した避難民。
日本軍の侵攻後に人口が増えたのは、それだけ日本軍による暴行から保護を受けるために他の地域から安全区に逃げ込んできた避難民がいたというだけのことです。
南京安全区(南京難民区)が戦火に巻き込まれた市民と難民を救済するために留まった有志外国人(南京安全区国際委員会)によって日本軍の暴行から守られていた地域であることを知っていれば騙される筈がない宣伝です。
こんな基本的知識も知らずにダマシの受け売りで南京事件を語るようなダマサレがいること自体が日本の恥ですね。