「教育基本法」改正案に対する「反対の声明文」に対し匿名「抗議文」メールによる「脅迫」

http://www.stv.ne.jp/news/streamingWM/item/20061117182019/index.html

中学生の意見 匿名の大人が"批判"

"愛国心"とは、こんな卑劣な"心"なのでしょうか。「教育基本法」改正案について、札幌の中学生が安倍総理に、「反対の声明文」を送ったところ、「匿名の大人」から「抗議文」が届きました。15歳の"自由な意見"に"脅迫"ともとれる批判でした。

この学校では、生徒それぞれが意見を書いたカードを送る準備もしています。生徒たちが自分で考えて「押し付けだ」と感じた教育基本法改正案。「愛国心の強制」どころか、「言論の自由」さえも封殺しようという大人の行為に、15歳の心は深く傷つきました。
法案についての「賛成」「反対」があるのは当然だと思います。15歳の彼女たちは自分たちで考えて、著名もつけて安倍総理に反対の意思を表明しました。ところが、それを知った一部の大人は「匿名」で彼女たちを批判した。あまりにも卑劣ではないでしょうか。
(2006年11月17日(金)「どさんこワイド180」)

安倍総理に一昨日送った手紙に対して「匿名の大人」から届いた「抗議文」メール。
反応が早すぎ。関係者がやったのでなければ、随分と個人情報の保護ができていない話です。

追記

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061117&j=0022&k=200611176471
教育基本法改正に反対 北星女子中3生、首相に意見書  2006/11/17 07:49

十六日、衆院本会議で可決された教育基本法改正案について、北星学園女子中高(浅里慎也校長、札幌市中央区)の中学三年生が同日、改正反対を訴える安倍晋三首相あての意見書を送った。同校は現行の教育基本法をつくったメンバーの一人、河井道(一八七七−一九五三年)の母校で、生徒たちは「先輩がつくった基本法の精神を曲げないで」と訴えている。
意見書はA4サイズで四枚。教育の目標として「我が国と郷土を愛する態度を養う」ことを掲げた改正案について、「国を愛する心は人それぞれが自分から思うものであって、おしつけられるものではない」と指摘。安倍首相に「本当に私たちの将来のことを考えてくれていますか? 返答をください」と求めた。

メールが送信されたのが昨日なら、北海道新聞のこの記事を読んだ人の可能性もありますね。
一昨日の16日に意見書を送信、17日に「抗議文」メール受信、その日の内に報道ということでしょうか。そういう意味ではメール送信日時が気になります。新聞報道より前なのか後なのか。
17日の朝に北海道新聞で意見書ファクス送信が報道され、その日の夕方には札幌テレビで「抗議文」メールが報道されるという現実の展開の早さの方に驚きを感じました。