逆説的比喩が理解されないゆえの誤爆問題

逆説的比喩とは何か

逆説的比喩とは文脈的には文章がそのまま意味することの逆のことを意味する文章表現のことである。
これを用いることにより誉め言葉を用いつつ相手を貶めるというようなことが可能となる。
使用には相応の機知を必要とする高度な皮肉術である。
高度な罵倒表現として使える一方で、理解されないとそのままの意味に受け止められる危険性がある、まさに両刃の剣。
伝説に曰く、このような皮肉術はイギリス人の必修技術であると云う。
(民明書房刊「皮肉ジョークよもやま話」)

ちなみにこんな本はありません。説明文は千葉繁の声で脳内再生するとモアベター


さ て お き 。
言葉がそのまま意味するところの逆の意味を持たせる逆説的比喩はそれなりによく使われる表現です。
例えば、阿澄佳奈松来未祐に送った「あー、はいはい。先輩先輩えらいえらい」というメールも逆説的比喩であり、全然先輩として敬っていないわけです。(http://www.animate.tv/digital/web_radio/detail_142.htmlの第5回の11分50秒あたりから)
阿澄佳奈は面白いなーという本題とまったく関係無いことはさておき、このメールを言葉のまま本当に先輩をえらいと敬っていると解釈するのは間違いなわけです。
で、です。
こういう逆説的比喩が言葉のままに解釈されてしまうと非常に残念なことになってしまうわけです。
何のことを言っているかといえばthrowSさんのこの記事のことです。
2008-07-21 - マトモ亭 後だしジャンケン連敗録
throwSさんの逆説的比喩をid:I11さんが言葉のままに受け取ってしまうという不幸な誤解により、throwSさんがI11さんに歴史修正主義者呼ばわりされてしまっているわけです。
I11さんは私が知る限りでもbuyobuyoさんやTezさんにこういう誤爆を繰り返していて、そういうのを見る度に私は何ともいえない残念な気持ちになってしまうわけです。
I11さんにはきちんと相手の性格と文章を読んで文脈から言葉の意味するところを読み取るようになってほしいと思う次第です。