戦艦武蔵の発見による模型の金型改修はありえるか

結論から述べれば戦艦武蔵の発見に伴う新考証によってその艦船模型の既存キットに金型改修が行われることはないでしょう。
戦艦大和の発見に伴う新考証によってタミヤの1/700戦艦大和に金型改修が行われることはなかったという過去の事例から考えて。
戦艦大和は艦尾の銃座が角型であったことや第二・第三砲塔の三連装機銃のブルワークが六角形であったことなどが判明しましたが、それでタミヤの1/700戦艦大和に金型改修が行われることはありませんでした。以下の画像のように。


いずれの画像も「MODEL Art (モデル アート) 増刊 帝国海軍戦艦総ざらい 2015年 01月号 [雑誌]」より引用。
こういう事例から考えれば新考証によって既存キットのメーカーが慌てふためくことはないでしょう。
基本的にこういう部分はモデラーの方が自作やアフターパーツの組み込みで対応するのが普通です。
おそらくライオンロアとかが新考証再現用の改造パーツを発売してくれることでしょう。
まあ、メーカーの心意気次第では既存キットでも変更部分の金型の追加くらいはあるかもしれません。
アオシマが艦コレ仕様の1/700陸奥に金型追加した事例はあることですし。
無論、これから開発されるキットには新考証が反映されることでしょう。
例えば、フジミの新キットの1/700戦艦大和には上で述べたような新考証が反映されています。


いずれの画像も1/700 艦NEXTシリーズNo.01 日本海軍戦艦 大和の説明書から引用。
とりあえずフジミが艦NEXTシリーズでの武蔵をどう仕上げてくるかに期待しますかね。