あの年頃の子供がそんなに従順なら苦労しない

「教育基本法」改正案に対する「反対の声明文」に対し匿名「抗議文」メールによる「脅迫」 - 模型とかキャラ弁とか歴史とかで取り扱った報道に対する「中学生が自分で考えたのではなく、教師の介入によるものだ」といった類の批判に対して、「この年頃*1の子供が自分で考えて行動できないと思うなんて中学生を馬鹿にしすぎだよね」とカミさんに言ったところ、カミさんは「そうね。売春だって恐喝だって窃盗だってするのだから」と言いました。「随分と極端な例だな」と思いながら私は首肯*2しつつ苦笑。
確かにこの手の批判は意見書を送った中学生が「従順で教師の言うままに従う人間」でなければ成立しないわけで、報道でこの年頃の子供が「大人に従わない不道徳で自分勝手な怪物」*3扱いされることがあるのと対極的。
件の報道に対して、それを叩くために「わらわらと湧いている人々」は、おそらく意見書が「愛国心」教育を批判する内容だったから叩いてるわけで、逆に意見書が「愛国心」教育に賛同する内容だったりしたらどういう反応をしていたかということに興味津々。個人的には「立派だ」とか「将来有望」とか賞賛しそうな気が。
まあ、仮にそういう報道がされたら、今度は「愛国心」教育に反対な人が「これはひどい」「洗脳されてる」といった類の批判をするのかもしれませんが。

*1:周りの大人が思っているより遥かに深く物事を考えていたりする年頃

*2:大人同然の行動をするようになる年頃という意味で

*3:現実ではあまりそんなことはないのに報道では実態以上に強調されている