汝、disるときはdisり返される覚悟を持て - 自己マネージメントに失敗してネット赤潮を引き起こしたHALTAN氏

id:HALTAN氏の現状に対する私なりのまとめ。あくまで私から見たまとめなので、見方に私自身のバイアスがかかっていることは御了承ください。
現在のHALTAN氏を取り巻く状況は、現象としてはいじめというよりネット赤潮*1だと私は判断しています。
HALTAN氏が「相手の主張を理解することを拒否した上での応答になっていない応答」という非難を集めるのに十分過ぎる栄養たっぷりな記事を連続投下しているのが、ああいう無内容な記事がブックマークを集め続ける理由というものですから。
HALTAN氏は容赦ない非難の集中砲火を浴びているわけですが、それもこれも自ら集中砲火を浴びるための行動をしているからというもの。
今のような状況になったそもそもの発端はこれ。

・・・自分でも何か書こうかと思ったけど、コメント欄に書いてあるからもういいや。

通りすがり 2008/05/24 01:47 ふくみみさんも次々湧いてくる馬鹿を相手にしていたら身が持たないね
http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080523/p1#c1211561271

・・・いや、自分でも何か書かなくてはいけないと考えたのだが、こういう人とは何を話せばいいのか、ちょっと思いつかないのです。今回ばかりは本当に困った。接点が見つからない。

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080524/p3

このように馬鹿呼ばわりしているコメントを引用してhokushu氏を判断の根拠も示さず馬鹿扱いしたわけです。
その上にこういう記事も書いているわけです。

自分で持ち出した余りに牽強付会アウシュビッツの比喩故に、こんな苦しい抗弁を続けなくてはいけないhokusyuさんって・・・(涙) 自分が間違っていたら早めに謝った方がよい。もちろん簡単に「謝らない」処世術もありますが、今回は得策ではないでしょう。

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080525/p1

強調は引用者による。
どうやら判断の根拠を示さない罵倒に対し異を唱えること自体も罵倒対象のようです。
この発言の強調部分は今のHALTAN氏に見事にブーメランになっている気がしますが、追記でさらにどうしようもないことを言ってしまいます。

一生懸命に解釈すると、hokusyuさんはトリアージを弱者切り捨ての論理だと解釈されているようですが、確かに逆手に取られるとそうなりかねない部分はあるかもしれません。ただホロコーストについて言えば、「優生学はなぜ否定されねばならないのか?」という問題でしょうし、全体主義については、「そうは言っても、言論人やジャーナリズムも大衆も(少なくともある時点では)熱狂したんだからどうしようもないでしょ?」問題になるんじゃないですかね?

惚けているのではなく素で言っているとすれば、この発言はホロコーストが持ち出された文脈を理解していないどころか、ホロコーストに対する理解自体が貧弱なものであることを示しているわけで、つまりHALTAN氏はよく知りもしないのに知ったかぶって的外れな批判を行いhokushu氏を馬鹿扱いしたことになります。
これは批判されて当然というものでしょう。
Apeman氏とhokushu氏が怒るのも当たり前ですが、ただ、この時点では「わからない」を繰り返すHALTAN氏のあまりに不誠実な応答に匙を投げる形でこの話は一旦は沈静化することになります。
それが再燃するきっかけになったのはこの記事。
「大きな話」 - Apes! Not Monkeys! はてな別館
この記事に対するHALTAN氏の応答があまりにも予想通りというか、2008-08-05 - Apes! Not Monkeys! はてな別館の複数の記事で批判されているように、あまりにも二重基準丸出しの不誠実なものだったことから激しい批判がなされたわけです。
それに対し、ここでもHALTAN氏は「わからない」を繰り返し、分かるように説明することを求め、最初に他人をdisっておきながら自らのそういう行為がdisられると被害者ぶってそれをあげつらったわけです。
で、そういうHALTAN氏に対し分かるように説明することが複数の人によって繰り返されたわけですが、それらに対しHALTAN氏は「理解する気はありません」宣言。これは非難されて当然というものでしょう。
そして、それはもう思想信条や言及対象に関係ない応答姿勢の問題です。


HALTAN氏の応答姿勢を箇条書きにしてみましょう。

  • 福耳先生批判にホロコーストという言葉を使用したhokushu氏を判断の根拠も示さず罵倒
  • 罵倒されたことに異を唱えること自体を罵倒
  • 発言から知ったかぶりの思い込みで罵倒していたことが判明
  • それがいかに知ったかぶりの思い込みであるか説明されても「わからない」を繰り返す
  • それどころか説明すること自体を罵倒
  • 自ら「わかるように説明すること」を求めながら、そういう説明に対し「理解する気はありません」宣言
  • 「理解する気はありません」宣言しながら「反論」はコピペなどで継続
  • その「反論」の内容自体が思い込みと偏見に満ちた基本的知識を欠いたもので、既に説明されたことが無視されている
  • 自らのそういう対応がdisられると、それらのdisを見境無くあげつらってdisる

まあ、こういう姿勢で見境無しにdisれば、それに対する反撃が結果として集中砲火になるのは当然というものだと思います。自業自得というもの。「自己責任論」ではなく「これが自己責任でなければ何が自己責任なの論」というものです。
HALTAN氏を擁護する人は彼のこういう応答姿勢を無視しています。少なくとも説明に対し理解することを拒否していることは問題にすべきではないでしょうか。


ただ、彼がそういう風に理解することを拒否する理由も分かるような気がします。
勝手な推測ですが、彼にとって説明を理解するということは、自らの発言が知ったかぶった的外れなものであることを認めることであり、それは自分の「あたまがわるい」ということを認めさせられることであり、それは非常に彼の自尊心が傷つくことであり、彼はその屈辱に耐えられず自らのそういう感情に屈して理解することを拒否してしまっているのだと思います。


まあ、彼の内面がどうであれ、確実なのは、理性的でない彼の対応が数々のdisを呼び込んでいる状態であるということ。*2
現状はといえば、もはや、冷静な判断ができず、和解の機会を与えるために相手が差し伸ばしてきた手すら悪意と解釈して拒絶する段階にまで逆上している状態。*3
結論は既にApeman氏の記事(いやそれはこっちのセリフなんだけど・・・(追記あり) - Apes! Not Monkeys! はてな別館いやそれはこっちのセリフなんだけど・・・PartII - Apes! Not Monkeys! はてな別館等)で言い尽くされていると思います。

HALTAN氏は自分自身のマネージメントに失敗している

訳知り顔で罵倒しつつ「わからない」を繰り返す

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080525/p1の「一生懸命に解釈すると」で始まる文章に象徴されているように、HALTAN氏は他人を訳知り顔で罵倒しつつ、その罵倒の論拠になるようなものは最初から持ち合わせていなかったわけです。
自らが為した罵倒が偏見や思い込みによるものに過ぎないということを、既にこの時点でHALTAN氏は自らの言動で証明していたわけです。
そういう風に相手を偏見や思い込みで罵倒しておいて、自らのそういう発言が批判されると、どうしてそういう批判をされるのか「わからない」というと。
こういうふざけた不誠実な応答をすれば相手を怒らせるのは当然のことです。

「わかるように説明すること」を求めながら、それがなされても「理解する気はありません」宣言

「わからない」を繰り返した末に「わかるように説明すること」を求めたHALTAN氏に対し、複数の人が実際に説明してみせたわけですが、それに対しHALTAN氏は「理解する気はありません」宣言。
HALTAN氏は自らこいながら相手がそれをしても真面目に対応することをしないという、どうしようもなく不誠実な人物であることを自ら証明してしまったわけです。
これはまたHALTAN氏が自らの感情に負けてそういうことをしてしまう感情的な人間であることも示しています。

見境なしにdisることで自分に対する集中砲火を自ら引き起こす

こういうHALTAN氏の対応はネガティブな評価がされても仕方がないと思うのですが、HALTAN氏は自己認識ではそれを理不尽と感じたのか、ブックマークコメントにまで一々disり、真摯な説明を行った人も見境なくdisり、自らのそういう対応により、さらにネガティブな評価を集めることになってしまったわけです。
自業自得な自らに対するネガティブな評価に対して感情的になり被害者意識全開で反応してしまう過敏さはナイーブと評して問題ないと思います。

黙れない

はてなブックマークの性質上、新しい記事を上げなければ、ブックマークコメントでの自らに対するネガティブな言及を抑えることができるのに、(理解することを拒否している以上まともな応答もできないというのに)そういう言及に対して黙っていることができず記事を上げ続けたため、HALTAN氏はそういうネガティブな言及でのブックマークを集め続けてしまいました。
そうすることで余計注目を浴びることに。
説明に対して「理解する気はない」という限りなく不誠実な対応をし、まともな応答ができる可能性を自ら封じている以上、黙った方が自らの傷を広げずに済むのに、ネガティブな言及に対する自らの感情を抑えることができないという非理性的態度。
黙る理由としては「背中で語る」でも「面倒くさい」でも十分と思うのですが、忠告されてもそれができないことにより、自分に対するネガティブな評価が気になって仕方がなくて、それに対する反応を抑えられない神経質な人格であることをHALTAN氏は自ら証明してしまっています。

知ったかぶりであることを自ら証明

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080827/p1ではコピペした内容が陳腐すぎて「こういう内容が反論になると判断したということ=HALTAN氏のホロコーストに関する知識はどうしようもなく貧弱なものであること」を自ら証明してしまっています。
HALTAN氏は初っ端から他人を訳知り顔で罵倒しておきながら、その根拠となる知識はまったく持ち合わせていない知ったかぶりということですね。
論争になってからでも自ら基本的知識を身につける努力を少しでもしていれば、こういうわざわざ自ら恥をかくようなことをしなくて済むのに…


上記のような言動によりHALTAN氏は自分が「知ったかぶって訳知り顔で偏見や思い込みに基づいて他者を罵倒しておいて、それが批判されると逆切れして被害者ぶるヘタレ」であることを自ら証明し続け自ら傷を広げ続けたわけです。
私から見ると、HALTAN氏は自らの感情に負けて戦略的な行動を取れていません。
まあ、http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080829/p1を見る限りでは、消耗しつくしたせいか、ようやく黙ることができそうで、いやあ良かった良かった。これ以上、HALTAN氏が自ら傷を広げる姿は見るに耐えませんから。

HALTAN氏はもっと福耳先生を見習うべき

せめてHALTAN氏はもっと福耳先生(id:fuku33)の応答姿勢を見習うべきだと思うのです。
反論を予期せず不用意に他者をdisり、それが批判されるとその場しのぎの釈明を繰り返し、その後は別の場所で批判を浴びたのを他人の所為にして愚痴るのが福耳マネジメントであるわけですが、少なくとも福耳先生はその場限りでは自らの感情を抑えこんで釈明し反省の態度を取ることができますし、気に入らない批判を黙殺することもできます。
そのようにして、自分に対する印象が損なわれることを防ぐことを自らの感情より優先することができるわけです。
最初に後先のことを考えず感情的に愚痴り、最後はやっぱり批判されたことを被害者意識全開で感情的に愚痴っているとはいえ、そういうことができるは大したものだと思いますよ。
せめて、その程度には自らの感情をコントロールできるようになるべきだと私は思います。


以上、HALTAN氏に対する忠告も兼ねて。
別にHALTAN氏の精神状態が本気で心配になってきてるわけじゃないんだからね!

*1:赤潮だからといって批判者がプランクトンという意味ではない

*2:理性的な人は嫌いな相手でも自らの感情的反発を押さえ込んで相手の話に耳を傾けられることができ、自らが誤っていれば心理的抵抗を抑えこんでそれを認めることができるというもの

*3:私はシートン先生の記事は思いやりに満ちていると思う