武蔵の煙突後方の三連装機銃のシールドの有無について

『俺の知らない機銃がある……』武蔵生中継でパニックになる模型クラスタのみなさん - Togetterで武蔵の煙突後方の後部艦橋周辺の三連装機銃のシールドの有無が話題になっていましたが、この部分は近年の考証ではシールド有りとなっています。

MODEL Art (モデル アート) 増刊 帝国海軍戦艦総ざらい 2015年 01月号 [雑誌]」P139より「武蔵」1944年10月レイテ沖海戦時(最終時)の煙突後方部分。画像中の赤字と赤丸は引用者による。


ちなみに大和ではこの部分はシールド無しとなっています。

戦艦「大和」図面集 (Anatomy of the ship)」P32より、1945年(昭和20)4月、天一号作戦時の戦艦大和の煙突後方部分。画像中の赤字と赤丸は引用者による。


タミヤの1/700キットで武蔵最終時を作る場合、タミヤの1/700武蔵は竣工時の姿であるため、1/700大和を改造して作るのが一般的ですが、その際はこういうところを弄る必要があるわけです。
で、こういう機銃ですが、近年ではファインモールドのナノドレッドシリーズに置き換えるのが主流と思います。
96式25ミリ3連装機銃 シールドタイプ大和用 (1/700 プラスチックモデルキット WA3)
シールド無しの機銃を置き換える場合もナノドレッドシリーズに置き換えるのが主流と思いますが、これ、リニューアル版が発売されたのが、私にしてみれば地味にショックだったりします。
1/700 精密プラパーツナノ・ドレッドシリーズWA25九六式25mm三連装機銃防盾装備 (リニューアル版)
リニューアル前の分の買い溜めの分量ががががが


大和型のキットについてですが、フジミがスナップフィットで多色成型の1/700大和を近日発売します。塗装と接着なしでもそれなりに仕上がるというのは、これからのスケールモデルの生き残りに必要なことの一つと思いますので、こういうフジミの姿勢は大いに評価するところなのですが、同シリーズでレイテ沖海戦時の武蔵もキット化してくれることにも期待しています。今の流れなら絶対にしてくれるだろうとは思いますが。
1/700 艦NEXTシリーズNo.01 日本海軍戦艦 大和